愛し、愛され、愛を知る。

作者Tina

家でも、学校でも居場所はない。ずっとずっとひとりぼっち。ある日、母に私は売られることになったのを知らされた。ほら、生まれてきた意味なんて、生きる意味なんてない。




暗い深い闇の中。




なにも見えない、聞こえない。





映し出されるのはモノクロの風景。





なんのために私は生まれてきたの?





必要とされてきたの?






ねぇ、神様今ならわかるの。






彼に出会うため、愛すため、愛されるために私は生まれてきたんだって。






そうでしょう?─────────要……






ブラックバッカラの花言葉は


〝決して滅びることのない愛〟


〝永遠の愛〟