「ただ、2人を救いたかっただけなのに———。」闇に愛されてしまった、哀れな少女の物語。ヤクザ/暴走族/情報屋
一寸先も見えない暗い闇の底から、
光の差す陰に引き上げてくれたのは、
金色の貴方でした。
…そして、
きらびやかな光の世界を見せてくれたのは、
漆黒の貴方でした。
「俺が変えてやる――」
そう言ってくれたのは、どっちだったのだろう?
――ダレカ、 アタシヲ 赦シテ。
赦されることが叶わないのなら、
セメテ、殺シテヨ――。