いろいろな物を失い

すべてが過去になってしまった

彼女

約束を守るためだけに生きる彼女に

約束以外の生きる目的は生まれるのか

「死にたいな」


これが彼女の口癖




「でも、死ねないよね」


自傷ぎみに彼女は笑う




「さぁ、いこ…今日もくだらないセカイを生きよう」



そう、彼女は呟いて歩き出す



深い深い闇の中に光を求めて