佳川鈴奈

2012年6月17日

運命に翻弄されて出逢った二人
家族を殺され、
一人生き残った藍海。

藍海の家族を殺した犯人の息子であり、
実母の自殺の場に共に居合わせた、空。

空に居たっては、その後引き取られた家で
波留として義母よって与えられた辛い時間。


そんな壮絶な過去を内に秘めながら
今を生きる、少年と少女は
運命に翻弄されるかのように、
出逢い恋に落ちる。


真実を知った二人の苦しみ、
残された自分の二つの贖罪の時間。

とても切なかったです。

最後は……光が訪れたみたいで良かった。