赤い××××を君に【完】

作者深橋

夢を見た。

絵に描いたような綺麗な空の下、真白なワンピースに身を包み佇むひとりの少女。
小さな両の腕いっぱいに、色とりどりの花々を抱えた彼女の顔は判らなかったけれど。

僕は生涯、忘れやしないのだろう。


アネモネ表紙




「 綺麗な花だね 」


脳裏に浮かぶは一輪の






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