吉川 心

あぁ良い感じ!
最初に言いたいことは、兎に角『面白い!』です!

他人との距離を保ち生きる未来と、暴走族の総長と恐れられる一樹。一番、好感を持てたのは、やはり未来というキャラクターです。

暴走族という有りがちな設定。基本的に、どの物語にも過去を匂わせる部分と、ヒロインの闇が付き物です。
しかしこの物語のヒロインには“闇”という露骨な表現はなく、無理もなく。ちゃんと一つのスパイスとして順応しています。

とくに未来ちゃんは、媚びることも悲劇のヒロインぶることもなく。ちゃんと人間らしくて、凄く好感が持てました。

物語に焦れったさもなく、淡々と進んで行くので、飽きること無く、むしろ続きが気になります。