降りしきる雪の中、全てを捨てた少女は墓石の上で目を覚ます。全ての秘密が露呈した時、悲劇は再び幕を開ける。憎しみの先にあるものは、復讐か…愛か…
貴方の愛した白いバラが好きだった。
そんな私たちの待ち合わせは、いつもバラ園だった。
固く閉ざした花びらは、すべての真実を呑み込んだ。
秘密を抱いた白い蕾は、遅い開花と共に……を呼び覚ます。
全ての謎が解けた時----
それは、全ての罪を清算する刻…。