霜月あき
傷つけあい、癒しあう
正直に言います。
この作品は刺激が強すぎました。………涙腺が弱い私にとって。
桜は様々な事情から仕事を掛け持ちしている。
職場内では、先輩とぎくしゃくし、家庭でも肩身の狭い生活を送っていた。
ある日、酔っぱらった桜は、上司の小荒さんと二人っきりになって……。
桜の感情がひしひしと伝わってきました。描写が上手すぎます!!まるで、桜自身になったかのようでした。
小荒さんと別れるシーンも切なくて。
愛の深さを知りました。
読み終わった今でも、小荒さんの"愛してる"という言葉が頭から離れません。
そして、晃ちゃん。
彼がいるから今の桜がいると思います。晃ちゃんの愛には感激しました。一途すぎて涙が止まりませんでした。
読み終わるまでに使ったティッシュは半箱。
ここまで泣ける小説は久しぶりでした。
素敵な作品をありがとうございました!!