蛍のひかり

作者瑞穂

ずっと忘れない。



あなたは私にとって




いつもどこか遠くて



なにを考えているのかわかんない



そんな人だった




だいすきで 大切で 愛しくて




たくさんの『初めて』をくれたひと





今でもその思い出は



私をあたためてくれる





思い出せないことが増えていっても





その存在は、そう、蛍のひかりのように