不可思議な国【境界の国】に、迷い込んだ【私】のお話。短編連作。

ようこそお客人、此処は【境界の国】。



世界の狭間に、密かやかに存在する。



夢幻が現実と住まう場所。




『ありえない、なんてありえない』




想像しうる全ての可能性を、現実に変える場所。





境界の国への扉は、



いつだって、すぐそこにあるのですよ。





扉を開けて、此処へ足を踏み入れたのなら、





お気をつけなさい。





此処はとても素敵なところだが、




とても、とても、とっても危険なところでもある。




【狡猾な魔女】に、



【神様の顔をした悪魔】に、



【悪魔の顔した神】に、




退屈な世界で、暇をもてあます恐ろしき【住人】に、




決して、捕まらないように。





ゆめゆめ、気をつけることが肝要でしょう。