めぐり飛空

正統派本格ファンタジー
黒い異端児スイは魔女が出ると恐れられている森で、対極である白い存在テスと出会う。
忌み嫌われている事が、日常茶飯事のスイにとってテスは理解しがたい行動ばかりをし、イライラさせる。
そんな彼女は急に見たこともない力を使い、スイを驚かせるのだが……。
雰囲気、設定共に本格派ファンタジーそのものでした。
剣と魔法。
竜と魔物。
この世界を取り巻く魔女や女神の存在。
そのどれもが、ファンタジー好きにはたまらない内容となっていました。
ただ擬音が多々使われていたり「あ」に「゛」がついていたりと表現の表し方が不明な箇所かいくつもあり戸惑いました。
こうのような表現は好みもあると思いますが。
主人公を取り巻く特殊な設定を生かすような始まりや、途中のエピソードなどがあればもっと物語りにのめりこめるのにと非常に残念です。
設定を披露するのが小出し過ぎというか、後出しな印象を多く受けました。
伏線と伝えておいた方が良い情報が整理し切れていないように思えます。
物語はまだまだ続く様ですので、最後までしっかり見届けたいと思っています。
更新頑張ってください。