不機嫌なカルテットは狂奏曲を奏でる。

作者魅洛

『平穏』こそが僕の望むものだった。ヴァイオリンを捨てたあの夜から、僕の日常はとても穏やかだった。あの日までは…
天才と天才。愛と際が交差するラブミステリー



静寂と闇が支配する夜に



聞こえてくるあの旋律は―――





鎮魂歌








クラシック界の偉大なる男の死。



一つの“死”が家族を結びつける。




血が血を呼び、罪は消えることなく



新たなる悲劇へといざなう。






その旋律は破滅へと導くメロディーなのか






美貌の天才ヴァイオリニストが求めたものは





「私のこと、まだ愛してる?」


――愛か――




「ファミリーの総資産は数百億円」


――金か――




「あなたはまさに一族の完成品」


――才能か―――





それとも







「我が一族に栄光を」


――絆か――










「兄さん。あなたのこと、愛してたわ」










禁断の兄妹愛の果て






手に入れたのは






血よりも濃い繋がりか、




罪より深い愛か





Fineとは「終結」を意味する言葉。





でも物語ははじまったばかり




** 音楽一家と禁断の愛が奏でるラブミステリー **




なお、作中に登場する固有名詞は、実在の人物や企業・団体とは関係ありません。




2020,01,09 Start→→