好きだと言って欲しくて【完】

リアルで切ない…… リアルでした。作者さんの実体験なんじゃ、と思うくらいリアルでした。実際、私も主人公と同じような気持ちを経験したことがあったので、すごく感情移入しちゃいました。 誰でも一度はこんな経験をするんじゃないかと思う。初めてできた彼氏彼女ならなおさら。振り返ってみれば初々しくって可愛いんだけど、当の本人たちは、どうにかしようと必死なんですよね。でも下手には動けず……。 読み終わったあとに表紙を読むと胸の奥がきゅっと小さく悲鳴を上げました。あー切ない、でも読後感は清清しくもありました。 また、かなりの文才を持っておられて、描写がとても丁寧だったので情景が思い浮かびやすかったです。特に心理描写に特化していて、読むにつれて切なさが増していきました。 短編なのでさらっと読めると思います。一読の価値あり！おすすめです。

切なすぎて胸が痛いです。 断る理由がなかったからと付き合った小田桐に正直苛々したけど… 話全体的にすっごい切なくて、読み終わるまで胸が痛かったです。 この終わり方も凄い素敵で、納得しちゃう終わり方でした。 短編だからこそでる魅力溢れる作品です。

切ない ただ「好き」と言ってほしかった美海ちゃんが、すごく切なかったです。一生懸命、小田桐先輩に尽くしているのに、先輩は自由奔放で……。別れのメールを送信するシーンは本当に泣けました。 でも、先輩も初めての彼女で戸惑っていたんですね。 恋愛初心者同士の恋というところが、すごくリアリティがあってよかったです。 結果的に別れることになってしまった２人だけど、私はこれからの恋に向けてのハッピーエンドだと信じたいです。 もしも、お互い「好きだ」と言い合えていたら、結末は違っていたのかもしれませんね。そう思うと、本当に切ないです。 短編ですが、文章も上手く丁寧で、とても読みやすかったです！