桜 〜あなたが生きていなくても〜

作者高野 彪牙

死者が昔から見えた少年と少女。二人が出会うとき、一つの物語の幕が上がる…あなたは愛する人が自分にしか認識できない存在だったらその人を愛することができますか?

人には認識できない存在…死者


少年と少女は昔から死者が見えた


少年は自分にしか認識できない死者に怯え、生者に縋るように生きてきた


少女は死者をそこにあるものと認識し、生者からは忌み嫌われ生きてきた


正反対の二人が出会うとき一つの物語の幕が上がる…




「やっと会えた」




「君は本当におもしろいな」





あなたは愛する人が自分にしか認識できない存在だったらその人を愛することができますか?