誰かが、SNSのアプリを使い、僕の記憶をこじ開けようとしている。久美と出会った日の思い出にどんどん引きずりこまれていく。香水の香りとともに…

大切な人が居ないという心に空いた穴はどうやって塞げばいいんだろう…鼻に残る香水の香りだけが其の場凌ぎのように心を満たしてくれる。