-誰かの "君" に捧ぐ詩-

作者真雉

どうする事も出来ない事実がある。そしてどうする事も出来ない感情がある。それを救ってくれたのは…透明な歌声だった――。

人の心はガラス玉。





ささやかな事で傷つき、欠けて、時に割れてしまう。




とても繊細なモノ。





誰もがそのガラス玉に傷を持ち生きている。





癒やしを求める自分に嘘をつき強いフリをして。。








不意に聞こえる歌声。





繊細な弱きガラス玉を揺るがし、優しく包み込む歌声。。








たった一人のあなたに。






そのあなたの誰かに。






そして…





全ての"君"にこの歌を捧げよう――。