崩壊家族を見つめ続けた、少女の想いは――伝わらない。…どうしてこうなってしまったのかなぁ。みんな、幸せになりたいと願う。それは同じはずなのになぁ…。短編7頁。


「そこにいるだけ」が、

「それだけ」がどんなに辛いことか――


 ……あなたは、知らない。



 たった7頁の中で、想いと願いが錯綜する異色作。

『「色」の~』シリーズ第三弾。(注:字数多め)


 夢を見た。赤い薔薇になった夢を。

 願いが叶った夢を……