A cherry ~ キミとの距離。

作者 橘花 優寿




キミの隣は


ずっと前から


もう決まっていたんでしょう?


だから何度も諦めようとした。


まだ何も始まっていなかった、


ただ遠くで見てただけだったから


すぐに戻れると思った。


そう思ってたのに。


キミを思うだけで胸がざわつく。


どうしようもなく会いたくなる。


見てるだけじゃ物足りなくなって


近づいてみたいって思っちゃうんだよ。



私ね、分かってるよ。


もうキミに恋してる こと。


だけど本気だって言ったら?


叶わないのにバカみたいじゃん。


キミにはもうあの子がいるんだから。


でも諦めることの出来ない私は


ただキミを見てることしか出来なかった。





そんな私の生活が


変わったのはいつだったかな。