入学式に派手に転んだ私、優の隣にいきなり座り込んできた1つ上の先輩。彼はものすごく不思議くんでした。そしてなぜか読書同好会に引き込まれる羽目に…部員は2人!?
「なんかさケチャップって」
「ケチャップ?」
「…あれいまなんの話してたっけ?」
「おい」
隣の君はとんでもなく不思議くん。
どんなに好きでいたって口にしなければ伝わらない。
現実とは残酷だ。