月の光は、月からは見えない

作者井藤 光

人類は争いの果てに、ほとんどの人口と地球での生活を失い、月で暮らしている。
そこに住むハナという男は地球への憧れを抱き、それは次第に大きくなっていく。

人間は何千年にも渡り、過ちを繰り返してきた。




そして、それはまた何千年も続いた。




遂に、人類同士の争いで、人類のほとんどは滅びてしまった。




その凄まじい飛び火で、地球は燃え尽きた。




そして残された数少ない人類は月へ向かった。




二度と、破滅を招かぬよう厳格な規則の中、




人類は月で生活をしている。