『ペットボトル』
が人生を変えた?
ある男の再生物語
レビュー御礼
門田モン様、眠空様、まさーき様
素敵なレビューありがとうございました!
- 最終更新日
- 2010/09/16
- 作品公開日
- 2010/09/16
- ページ数
- 完結 39ページ
- 文字数
- 16,109文字
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作品コメント
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- まさーき
夢破れてそれから プロ野球選手をクビになり、新しい仕事をはじめた男。 妻も子供もいる。稼がなければいけない。仕事に好き嫌いなど言っていられない。 それでも心はここにあらず。 野球をあきらめるにはまだ早過ぎて。 だから、再び夢を掴もうと歩きだすことにした。 きっかけは息子の何気ない行動だった。 妻は応援してくれた。 先輩が駆け付けてくれた。 たくさんの感謝を胸にトライアウトに挑む。 そしてその結果ーー。 決して甘くはない夢のつづき。 一つの誇らしい生き様がここにある。
- 眠空
芯の通った作品 構成も秀逸で、捨てられたペットボトルから着想された点も素晴らしいと思いました。 まるでスポーツドキュメントを見ているようなリアリティーと綿密な設定、そして夢ばかりではないプロ野球の現実や知識の奥深さを感じ、どんどんと引き込まれていきました。 シビアな現実で生きる大人の世界では、子どもの何気ない一言に心を揺り動かされたり突き動かされたり、救われたりするものですね。 自分も折れないバットのように芯を通して生きていたいと……そう思える素敵な作品でした。
- 門田モン
【門】淀みなく読める短編小説です。 自称辛口批評家です。 淀みなく読める短編小説でした。心情や情景など過不足なく書かれており、すらすらと読め、景色さえ脳裏に浮かびます。 物語的にも奇をてらったものでなく、ある程度の予定調和で魅せるハッピーエンド。しかしながら、人生の悲哀に深く足を踏み入れてます。 兎に角、これと言って文句をつける処のない素晴らしい短編小説なんですが‥‥。 ここからは私の感性との問題ですが、スパイスというか隠し味がないんです。主人公を含め登場人物みんなが良い人。それもいいんですが、少しくらい誰か毒や弱音を吐いたり、何かポイントとなる言動が欲しかった。 あー、それからカープファンの人、モデルとなった登場人物が出ますから読んでください。