オタクがヒメ(お嬢)になりまして?

作者りぃ




とある部屋。


窓にかけられたカーテンは全てきっちり閉められている。

その中では開かれたままのパソコンの光だけが真っ暗な室内を照らしていた。



カチカチ…カチッ


「うぉ、再生数100万超えてるじゃん。やぱ、すごいなぁー…」



聞こえてくるのは少女の声。

10代半ば、と言ったところ。



毎日まいにち、同じようなことの繰り返しの生活。




それを幸せに感じる少女は…そう。

所謂【オタク】




そんな少女の生活が…今、一変する。