冬から夏が訪れる前の落し物

作者ちゃっちぃ

15年前(私16歳)の冬からのお話しをノンフィクションで書いていきます。
物語の終わりは私が24歳になる夏になります。

今までありがとうございました。


私からさようならは言わないからね。


私はツラい思いを沢山したけど郁渡(ゆうと)が居てくれたこそ乗り越える事が出来たんだ。


本当にありがとうございました。


お互い、卒業式までに素直に言いたかった事を伝えられていたら人生変わっていたのかな?


私達は超不器用で何1つ言えず卒業してしまい会うのは、ひと月に一度だけだった。


今は私が結婚し、子どもが2人もいるから郁渡とは会えなくなった。


手紙書いても返事がない。

メール書いても返事がない。

電話かけても出てくれない。


このまま言いたかった事を言えずに季節(とき)が毎日日々過ぎ生きて行くんだね。