退屈しのぎのキスをして

作者朔間 零亜

退屈な毎日を変えたのは、

「いけないコトしてみる?」

天然で妖美な、まるで蝶々みたいな先輩だった。

さぁ、退屈しのぎのキスをしよう?

“それなり”に恵まれた容姿に



“それなり”に充実した日々。



“それなり”の毎日は




―――とにかく、退屈。




そんな私の前に現れたのが、





「いけないコトしてみる?」




「じゃあ、遊ぼっか」





綺麗で、優しくて、残酷で、自由で。




捕まえられない蝶々みたいな、先輩。





今日も、ホラ。





退屈しのぎのキスを落とす――――







オトナっぽいけど不器用な女の子×天然で妖美な先輩男子の


退屈しのぎの恋のお話。