日下奈緒

複雑に絡まり合いながら
お金持ちのお嬢様として育った薔子。
幸せに暮らしていた彼女の元へ届いた一通の脅迫状。

そこには本当の父親の名前が記されていた。

昔の一つの事件を巡って、複雑に絡み合う出来事が、最後まで飽きる事なくドキドキさせてくれました。

悲惨で悲しい事件を背景に、洋平と薔子の想いが通じ合っていく様子は、砂漠に広がるオアシスのようでもありました。

最後の最後は二人が手を取り合って暮らしていく様が思い浮かんだのはよかったと思いました。

長い長いらせん階段を登りきった後に見える、爽快な青空のようでした。