「天使からの贈り物」[完]

作者晴菜

一度は生きることを諦めた落ちこぼれが

人に支えれ、頑張って人生を歩んでいく物語。

      紅華が咲き乱れて

     儚く散っていく永遠に

       僕は歌うんだ

   誰も居ない部屋に揺らぐカーテン

       光を遮り闇の中

      ひとつまたひとつ

      紅華が散っていく

     僕はなぜここに居るの

    必要とされてる?本当は寂しい

     寂しいけど我慢してる

    紅華は儚げに咲いている

     僕は紅華になれない

   僕はあんなに風に咲けないから

     紅華の華片はあと五枚

      また一枚散っていく

     君は今どこに誰と居るの?

     僕はもう必要ないんだ

      君には届かない

      ひらりと紅華片が

     僕の目の前から落ちた

     カーテンがなびいた時

     僅かな光が差し込んで

     紅華片は舞い散った

     美しく僅かな光が差し込んで

     僕の透明華片が輝いた