猫と人間の純愛ファンタジー。さぁ、桜が降る満月の夜に君はどんなことを願うのかな?
――昔々、あるところに漆黒の毛にオッドアイを持った子猫がいました。――
子供の頃からよく話してもらった物語の始まり。
「私じゃ、那瑠を幸せにできない」
「俺はあのときからずっと変わらず好きだよ」
さぁ、桜が降る満月の夜に君はどんなことを願うのかな?