「ようこそ、お嬢さん」
迎えてくれたのは嘘臭い微笑みと
よくわからない、男の集団
山奥にひっそり存在したその学園は
初日からハチャメチャだった
東と西で抗争?
それもただの喧嘩じゃない
赤々しい炎が揺れる、揺れる。
青々しい氷が凝る、凝る。
ねぇ、何処から話そうか
あぁ、でもやっぱりやめようか
「全国№1って言えば、わかるかなぁ?」
嘘を重ねて少女は呟く
二つの顔で少女は嘯く
「灰になるまで、燃やせばいいだろう」
著:琥姿 華響/sakura飴/斑鳩孔雀