嫌われる事が怖くて、あたしは彼らに踏み込めない。本当に嫌いだったのは自分自身で。汚いあたしを見せるのが怖くて堪らなかった。こんなあたしでも受け止めてくれるの…?






本当に心から嫌いなのは、

暴走族でも兄でもなくて。




汚い自分自身が、一番嫌いだった。





そんなあたしでも、

彼らは受け止めてくれるのだろうか。










闇に溺れる少女は光を求めて手を伸ばした。