風に髪をなびかせて

作者えん堂

私は、彼のことなんか、なんとも思っていなかった。そうじゃなくちゃ、おかしい。こんな扱いを受けるなんて、絶対におかしい!

靴屋の娘と仕立屋の息子の、幼馴染同士のはじめてのお使い物語――。