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作者沙奈香



あなたが優しいから


あたしはどうやら


勘違いしてたみたぃだね。



ずっと

羨ましかった


あなたに愛されてる

見えない女の人の陰が。



好きだって

伝えるだけでも

良かった



でも

嬉しそうに話す

彼女の話。



彼女の名前を

呼ぶだけで笑顔になる

あなた。





その笑顔が

あたし好きだったの



大好きだったの





いくら想ったって

報われない。




言いたいけど

言えない気持ち。




あなたがあたしの

頭を撫でる


光る銀色の指輪を

左手にはめて・・・



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