Devil's Lover ~悪魔の愛した人~

作者

区別の無いように見えて、確かに区別の存在する日常。そんな日常に生きる秋也と様々な「UN」の物語です。

ゆったりと流れていく穏やかな時間。

銀杏秋也の日常はそんな毎日の繰り返し。

図書委員でもないのにカウンター席の中にいたり、好きでもないのに春日アリスと一緒にいたり、「なんとなく」区別がない秋也の日常。

それでも尚、確実に区別のある日常。

誰もが気付かないだけで――。


上下。男女。美醜。善悪。真偽。


様々ある区別の中で生きる、

様々な「UN」。


秋也が突きつけられるのは、

そんな「UN」の日常。


夢か現か。

考えることなど無意味。

区別のできない「UN」の世界では――。