写真~そこから人が消える季節(とき)~short story~

作者色葉二穂

『写真の中に写っていたはずの人物がある日突然、写真の中から姿を消してしまった…』戦争時に生き別れた家族…結婚を約束した恋人達…二つの時代が一つになる世界


『写真の中に写っていた人物がある日突然、写真の中から姿を消してしまった…』


バスに乗り合わせた乗客を取り巻く不思議な現象…


いつも大切に持ち歩いていた恋人と2人で撮った写真。

ある日突然、恋人の浩司だけその写真から姿を消してしまった…。



―――何故!?―――



浩司の恋人である美紀はその後一切浩司とは連絡がとれない。

また美紀と一緒に乗り合わせたバスの乗客も持っていた写真から数人の人物が消えてしまったと言う…。


しかし、バスの乗客の一人であった老婆の梅の写真の中からは誰一人、姿を消してはいない。

梅の持つ写真には、戦争で死に別れた夫と、まだ幼かった息子と梅の3人で写っている写真であった。



(この作品は戦争時代と現代を織り交ぜて作成しています。)

(戦争でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。)


【現在、修正をしながらの作成を行っています。ご了承下さい。】