『こっちだよ。きみには心休まる場所と、休養が必要なようだね。そして自分自身をゆっくり省みる時間も必要だ。疲れただろう。君にはやはりこの世界で生きるのは向いていないんだ。こちらの世界においで。さぁ…』



何かの声がした。彼女を呼ぶ声。しかし姿は見えない。否、周りを見渡す気力さえも彼女はこの時失っていたのかもしれない…