オトシモノ

作者Natsuki




星屑の欠片が一つまた一つ

キラキラ輝きを放ちながら 落ちてゆく



輝きを失ってゆく。


忘れられて行く。


変わってゆく。


過ぎ去って行く。


そこに、オトシモノが一つ。


記憶の一つが落ちて行く。


あなたは、オトシモノが何処にあるか探しているの?


それとも…オトシモノを落としたことも忘れたの?


記憶はなんて儚いものか。


忘れていい思い出など 一つもないって


そう思いたいのに。