大切な君へ

作者ai

優へ



出会った日の事

覚えてる??

傷まみれの奈緒を

見ず知らずの優が

手当してくれた。


『そんなに喧嘩好き?』


『…別に』


奈緒と優が初めて

交した言葉。



優今幸せですか?


あなたが黒い煙と

なって空へ登って

ゆく。

今もまだ受け入れら

れてないよ?

振り向けばいつもの

ように傍にいてくれ

ている気がしてるから…