「姫ちゃん。」
「なぁに?」
「おっきくなったらぼくと結婚して?」
「…ーうん」
このとき
私は幼いながらも
ほんとはイケナイことだって
わかってたの…
だから拓弥も
分かってると
思ってた―…
私たちは
結ばれては
イケナイ関係だと
いうことを……