さなぎ
切なく、それでいて一生懸命
私は読むまで『てんかん』という病気がどんなものか、そんな病気がこの世に存在していることさえも全く知りませんでした。
最初に家族から知らされていないがために、体育を休むことでみんなに『さぼり』だと思われてしまうことが嫌だということ。友達はおろか先生までが『嘘』なのではと疑い、そのことにより苦しむ、そんなところがとても切なかったです。
でも、読んでいるうちに、私ももしかしたら、そのみんなの中の一人なのかもしれないと考えさせられました。
この作品は読みながら、いろいろなことを考えさせられる課題作品だと思います。