『好き』といえたなら

作者鈴音



積もる、積もる、


真っ白な雪。



偽りのないこの色が君色に染まるとき



あたしはきっと嘘をつく。





「最初から好きなんかじゃなかった。」



たった一言の嘘。






本当は、大好きだったんだよ?



心の底から愛してた。