メイド服でダンス

作者中杉井さ

メイド服という名のコスチュームで『初音ミク』が代名詞となっているボーカロイドを踊る、踊り子の今丘依里は、「人は一人で生きてゆくもの」というセオリーを持ち、ニコニコ動画の【踊ってみた】カテゴリーへ三姉妹(実里・依里・知里)で組んだ【美辞麗句】でうpを続け舞台でも踊るアマチュアダンサーとして有名になる。一方、期待の超新星ソロバンド『HEIB』のICHIKAとしてデビューした信濃一河は「人は一人では生きていけないもの」と思い生きている。『居場所』として踊り子を続けている依里。ある時、『HEIB』のICHIKAと同じ舞台に立つことになり、出会う。一目惚れに近い二人は惹かれ合い、コラボの掛け合いをする。ステージ、控え室、依里行き付けのショットバーでのやり取りを通し、「一人で生きてゆくもの」と「一人では生きていけないもの」と、それぞれ気付き変わりながら、想う。