星崎すず

知性と毒とユーモアを束ねた極上のブーケ
これほどまでに存在感と独創性があるエッセイが他に在るでしょうか。
先ず、着眼が素晴らしいです。
鋭い洞察力で物事を多角的に観照し、独自の切り口で迫ります。
作者様の並々でない知性と深遠で豊かな感性には脱帽。
凜とした文章で綴られる毒とユーモアには、品性さえも感じます。
辛口でも決して嫌味でない、聡明な大人ならではの笑いと風格があります。

痛快で興味深い、唯一無二の随想録。
ましろワールドのバイブルです。
白い庭に咲く黒い花の香りをひと度嗅げば、中毒になること間違いなし。
おすすめです。