Rさん

あなたに捧ぐ、
心に遺る傷痕とは、いかなるものであろうか。

愛する人を失う瞬間を、
自分を失う瞬間すら経験した少女の心。

自らを闇に閉ざそうとした少女に、
希望を失った少女に託された一筋の光とは。


人が変わってしまった瞬間がありありと描かれており、その変化に戦慄を覚えた。
その重みが詩のような旋律に乗って、語られて行きます。
読み尽くしたその瞬間、あなたは何を想いますか?

事実を受け止める勇気のある人に。