悲しみに溶けるアイス

作者森美伽月

孤独を抱えた青年が出会ったのは、悲しみに溶ける少女の幽霊。
雨降る交差点、打たれる君に傘を差し出して、僕達は叶わぬ恋に落ちたーー。


私恋をしたの。


決して叶わない、恋をしたの。



物心ついた時から、由秋は幽霊を見た。そのせいで孤独を抱えていた彼は、ある雨の晩、生と死の境界を越えて一人の少女と出会う。廻りだした運命の輪が交差する時、彼らは悲しみの連鎖と対峙する。



◎長編小説

◎連載中