悲劇は、止まらない。深紅のアゲハがいるかぎり、永遠に続く死と悲しみ。「もうっ、いやああああああ!」
はじまるよ。
悲劇がまた。
あなたの手を、
血色にそめてあげる。
くりかえされる。
あのときのように。
けして
止まることはない。
深紅のアゲハがいるかぎり、
けして―――――――――――