まどろみの中の物語(短編集)

作者とーこ

 どうしても寝つけない夜は、カーテンから覗く月明かりを頼りに、拙い文字をメモに書き付ける。一つの詩のようで、または歌のような彼らを、眠りの中で繋ぎ合わせる。


 どうか楽しい一時を。

 どうか朝までもつ夢を。