【9】優しさを“バネ”にする人 しない人

作者札幌のタトゥー屋さん(SHIDO)

 時に“死ぬ覚悟”も必要だけれど、
“生きる覚悟”に勝る覚悟はない。
       刺青師 刺道

 先日シャワーを浴びながらふと、頭をよぎった言葉。


“人のため”とは、必ずしも喜ばれるとは限らない。

時として、嫌われることも辞さない覚悟が人のためになることもある。



 何故かこの言葉が頭に木霊したので急いでシャワーを出てメモに残した。



 弟子によく言った言葉で、こんな言葉がある。


『最初から君たちに好かれようとは、これっぽちも考えてない。嫌なことも言うし、傷つくことも言う。

けれども、好き好んで言っている訳でもなければ気分で言ってる訳じゃない。


 君たちの上に師として立つ以上“責任”があるから、どんなことでも言える。』


私を嫌ってもいいし恨んでもいい、ただ“お互いに嫌なこと”から何も学べなければ、

苦しんだ意味がない。