ずっと好きだと言い張る君と

作者そらいち




「ちょっと。

こっち向きなさいよ。」



強気な彼女は袖を引っ張る。



「え、勘弁して、本当にっ…!」


けれど照れ屋な彼は

一向にこちらを向いてくれない。










「もー! なんなのよ」


(う、怒ってる…)


「怒ってない!」


「ちょ、なんで心読むのっー!」