片想いの短編集になってます。いろんな片想いの形を小説にしてみました。

片想い





それは切なく暖かいひと時




ただし、その時間は決して

永遠には続かない




いや、続けることに人は

いつしか耐えられなくなるのだ



何故なら、その時間は

もろく壊れやすいから。

人と人との言葉なんかで簡単に砕かれ砂となってしまう




しかし、要するに、

これは、こういうことなんだ。



もし、あなたが

片想いを続けたいと願うなら

それはとても簡単だ




誰にも言わなければいい




あなたがその人を好きだということを




永遠に。