最中

恐くなるくらい
女の道。最後のページを読んだ時、題名の意味することがわかります。本格的。そして絶対的。彼らに他の道はなかったのでしょうか……決してなかったのでしょうね。

「どうか、渡さま、盛遠さまへの仇討ちは…」手紙そのものが袈裟そのもの。袈裟の深い愛。盛遠のどうしようもない愛、狂おしい気持ち。対照的なようで同じだなあと思いました。

どちらも本気で、目を背けたくなるくらいまっすぐで。恐くなるくらいの愛があります。女の道です。