ある日突然現れた、不思議なクロネコ。このクロネコは一体!?別れた二人を…。
ある春の日の朝、不運にも"前を横切られると不幸が起こる"と言われている"黒猫"が木の影から私の前に飛び出てきた。
でも、私は気にせず横を通って学校に行こうとした。…が、何か違和感を感じて後ろを振り返ると、黒猫が後をつけてきた。
「どうしたの?あたし、エサは持ってないよ。あっちへ行って。」
私が冷たくいい放つと、黒猫は鳴き声を上げ私に飛びかかった―――――。